03 繊細竹細工 津嘉山寛喜
発想を変えて次世代の竹細工を
戦後の沖縄では日常品として使われていた竹で編まれた籠「バーキ」。プラスチック製品などの普及と共にその利用は減っていき、県内に多くあった竹製品の工房もなくなっていきました。
津嘉山さんは、竹細工職人の三代目。二十年前にこの稼業に入るまでは、設計の仕事をしていましたが、地元を盛上げていこうと、一品一村運動として竹細工を製作。
日常的に需要のなくなった竹細工製品ですが、設計の仕事をやっていただけあり、竹籠を作る要領でランプシェードを作ったり、手乗りのトンボを作ったり、柔軟に製品を提案。更にはそれらを通じて伝統工芸を伝える活動も行っています。これからの新しい竹細工を創り続けています。
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自然な竹の曲線を活かして創られたカマキリ。いまにも動き出しそう。
- コザ工芸館 ふんどう店舗情報
- 津嘉山さんの作品はもちろん、沖縄市の各方面の作家13組みの作品を展示販売しているアンテナショップ。