04 色彩版画 和宇慶文夫
百円の彫刻刀で刻み始める
昭和六十三年から島唄を中心に取り扱うキャンパスレコードのジャケットデザインを手掛ける。独特のタッチで表現される版画は二十年前からMacに取り込み色を着けているという。始めに使うのはその辺に売ってある百円の彫刻刀、ダメになったらまた新しい物を買ってきて使っているという。今まで他の彫刻刀も試したそうだが、なぜか一番しっくりときているのが百円の彫刻刀だそうだ、ある意味こだわりの彫刻刀で彫るのは沖縄の風景や沖縄の著名人、今後は歴史や伝記上の人物を描いてみたいと創作力は衰えることを知らない。ちなみに「サムライ」という呼び名は、1969年にジャズ喫茶「サムライ」という店を開いていたことから付けられた呼び名である。
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原色を多く使い色鮮やかに、賑やかにすることがサムライさんの世界観。
デザイン版画職人 和宇慶文夫の生い立ち
1949年:沖縄県美里村泡瀬に生まれる1966年:高校1年の美術の課題で提出したビートルズのポスターを褒められ、単純にもアートの道へ。
1968年:大学で木版画と出会い現在まで。
1969年:学生の頃コザ十字路で「JAZZ SNACK SAMOURAI」を経営
1970年:コザ騒動やらコンディーショングリーンやらで閉店。
1971年:普久原恒勇先生と知り合い事務所に入り浸る。
1988年:一番街にデザイン事務所を設立
2001年:沖縄芸能列伝新聞連載開始
2001年:沖縄タイムス芸術選賞奨励賞受賞
2004年:事務所を沖縄市宮里へ移す
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- 原色を多く使い色鮮やかに、賑やかにすることがサムライさんの世界観。